常陸野珍道中

旅行の記録をしていきます。更新頻度はカスです。

【2019年 春旅】4日目

こんにちは。お久しぶりです。ついに一桁の気温が日常になり始めましたね。

9,10月と重めの日程が続き更新がどちゃくそ滞る痛恨のミス。

てか月イチペースで投稿してたらこの西日本編が完結するのが再来年の4月とかになるんですけど...。ちゃんと書け自分。正月までにはあと2本くらい書きたい。

 

↑これ多分去年の11月とかに書いてますね。もう桜も散りましたよ。

球春到来と思いきや、我らが阪神タイガースは開幕から23戦で3勝19敗1分とかいう前代未聞の大道芸をぶちかまし、最下位街道を他を寄せ付けぬ見事な爆走。さすがお笑い球団、ネタに事欠きません。

ちなみに和田竜二騎手がG1を勝った年は阪神が最下位になるという伝説があるとか。あの珍球団の順位はクソどうでもいいですが天皇賞春のディープボンドくんには期待したいですね。

 

まじで更新頻度がアレです。

11月に上の文章を書いたカスは気温が一桁になり始めたとか言ってますけど今や夏日ですよ。

 

サテ

3日目は夜にめちゃくちゃバカなことをやっていましたが、4日目も初動落ちから入ります。

それでは今日もお付き合いください。多分前回のは忘れられている。

 

hitachi.hateblo.jp

↑前回のあらすじ

 

4日目(大分県佐伯市→鹿児島県鹿児島市)

ホテルの朝

おはようございます。今日は2019年3月20日、水曜日です。

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ホテルの部屋より。駅の西側には山が迫る。

ゆうべは早くに寝落ちしたので今朝も元気。やはり布団は最高であります。国鉄車の狭い座席、フェリーの桟敷と3夜連続でクソみてえな寝床で過ごしてきた身には冬の外で食べるカレーヌードル以上に沁み渡ります。二日酔い明けのしじみ汁の方が共感得られそう。

 

時刻は午前5時56分。宮崎方面へ抜ける始発にして終電の普通が出るまであと30分もあります。のんびり支度して出ましょう。

 

佐伯駅 ~6時10分~

チェックアウトして駅へ。どの町のルートインもそうですが、地方都市の場合は本当に駅の真横にあることが多いのでとても便利です。文句があるなら値段くらいですかね。さてまずは昨日うっかり飛んでしまった宮崎県の延岡を目指します。

 

駄菓子菓子。

駅舎に入って電光掲示板を見上げると、あるはずの普通列車の文字が無く、次に来るのは特急ですって。

...おっと?

 

このバカ、あろうことか絶対に間違えてはいけない列車の時刻を10分遅い時間で記憶していたようです。なんで?

実際には6時18分発の列車を6時28分だと勘違いしていた模様。昨日から本当に救いようがない。

 

全てを諦めてみどりの窓口で延岡までの乗車券と特急券を購入し、8時12分発の特急にちりん 宮崎空港行きに乗るしかありません。

とりあえず一旦駅を出ましょう。

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朝の佐伯駅

ホームといい駅舎といい、絶妙のタイムスリップ具合。駅前ロータリーの未整備感も手伝い、いかにもというレトロ臭が旅情をそそります。

 

宮崎方面へ ~8時~

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またお前か

また課金です。

リアルな話、昨日宮崎まで行っておいた方が安かったのでは...?

昨日散々お世話になったこの黒いボディの特急に乗り、とりあえず宮崎県の北端の都市延岡を目指します。昨日行ったじゃん。

なおこの特急、ワンマンです。

※ワンマン特急・・・JR九州の大分以南では、驚くことに特急列車すらワンマン(乗務員が運転士のみ)で走っている。つまり車掌が乗務していない為、車内で乗車券、特急券の検札を行わない。ローカル普通列車ならともかく、特急で検札しないというのはいかがなものだろうか...。「きっぷは正しく目的地まで」買いましょう。

 

9時12分、佐伯からちょうど1時間で列車は県境・宗太郎峠を越え、旭化成の城下町、延岡に着きました。ここからは普通列車の本数も回復。30分の接続で宮崎を目指します。

 

宗太郎越えを12時間で1往復半もシャトルランしたトンチキはそうそういないでしょう。そんな自分を誇りに今日も生きていこう。

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これが普通列車の座席である

延岡からの普通列車の車内です。なんとまあビックリ、通勤電車の座席が木とレザー調です。九州の車両はオシャレなのが多いですね。座り心地もなかなか良いです。

これなら宮崎までの1時間半ちょっと程度、どうってことはありません。というわけで寝落ち。

 

宮崎 ~11時半~

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宮崎駅です。ここまで来るといよいよ遠方という感じがしますね。

18きっぷの右端の下車印も1日目の京都、大阪、2日目の高松、松山とこれまでの道のりを思い出させてくれます。

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九州の電光掲示板は視認性バツグン

ついに鹿児島の文字が。この旅の終着地、枕崎はもうすぐそこです。

 

駅は立派な高架駅、中には飲食店やおみやげ物屋などでたいそう賑わっています。軽くお昼でも食べたいところ。

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エキナカのお店にて

というわけでカツオの山かけ漬け丼をいただきました。バチクソ美味しかったです。量が物足りなかっt

 

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南宮崎駅前

暇つぶしに隣の南宮崎駅を訪れました。

古めの駅前ビルに整列したヤシの木にお疲れの路線バス車両、100点満点です(何様だよ)。

 

駅周辺をぶらぶらしつつ、今夜の宿を考えねばなりません。自分の不注意で思わぬ出費が続出したため、できる限り宿泊費は切り詰めたいところですが...。

あーだこーだネットサーフィンしているうちに、良い宿を見つけました。なんとお値段1,900円!

グリーンゲストハウスという宿に空きを見つけたので速攻予約。とりあえず宿無しは避けられました。怪しいか怪しくないかは泊まればわかるので大丈夫です。

 

宮崎駅に戻ってきました。鹿児島まで直通する列車は無いため、まずは宮崎県の最南端である都城を目指します。

さてまたまた普通列車に揺られて西へ。

都城駅のディスプレイ。視認性ヨクナイ。

都城に着きました。乗換時間はわずか3分、本日乗車する最後の列車、「鹿児島中央行き」に飛び乗ります。

 

桜島が見えてきた

姶良(あいら)付近から車窓左手に桜島が現れました。まさに万感の思い。慌てて写真を撮ります。鹿児島の市街地はすぐそこです。

 

鹿児島 ~17時半~

さっきも撮ったような写真

ずいぶん遠くまで来ました。

東京から距離にして1500キロ、たどり着いたのは鹿児島県の鹿児島駅

ここでJRを降り、路面電車に乗り換えてとりあえず宿を目指します。

※鹿児島駅・・・駅名はそれっぽいが、大阪や博多からの新幹線も乗り入れるJRの大ターミナルは一つ西の鹿児島中央駅である。

いづろ通り電停付近の街並み

摩訶不思議。

これは実際に現地で味わって欲しい感覚ですね。確かに日本の街並みの香りがするんですが、明らかに違う文化が自然に溶け込んでいます。なんと表現すれば良いのか...。本当に「迷い込んでしまった」というのが妥当なような、そんな不思議な空気がこの街には流れています。

 

鹿児島の街は外れの方に新幹線を含めた鉄道のターミナルがあり、高見馬場や天文館通といった繁華街や市内中心部には路面電車でアクセスするという点で広島によく似ていますね。広島と比べると幾分異国チックではありますが。

 

ほんとに1900円らしい

とりあえず宿に到着、荷物を自分の寝台に投げ込んで食事に出かけます。朝は軽め、昼も少なめと来たのでやはり夜はガツンとインパクトのある飯が食いたいところ。

当然豚に流れ着きます。

 

カロリーは全てを解決する...

宿から散策がてら30分ほど歩いて漂着したのは鹿児島の黒豚専門店、黒かつ亭。ボンビー旅行に似つかわしくないゼータクですが今日くらいは許してもらいましょう。なんせ往路をほぼ終えたんですから。

黒かつ亭定食、¥1,490也。

私がオーダーした黒かつ亭定食はロース、ヒレ、メンチが乗った見るからにデブ御用達の定食。ご飯と豚汁とキャベツはおかわり自由です。なにここ、天国?

メインのカツ諸兄は当然ながら、うっかりオーダーしてしまった豚角煮(写真左)も凄まじい旨さ。一口でご飯が一膳吹き飛びました。

というわけで追加で白米を8杯、豚汁も4杯ほど平らげてアァ、食った食ったと一人ごちれば時刻はもう20時半。デブの辞書に腹ごなしという概念はないので帰りは大人しく路面電車に揺られることにしましょう。

 

勝手に起き、勝手に宿を決め、勝手に歩き、勝手に飯を食う。全て自分勝手でも許される、一人旅の魅力がここにあります。

 

駅かラかンらんシャが生エテる!きゃわわ〜〜!!

5分ほど歩いてこちらは鹿児島中央駅。先程の鹿児島駅は写真を取り損ねてしまいましたが改築中で仮駅舎でした。新幹線の始発なだけあって駅ビルや観覧車などアミューズメントに溢れています。ピカピカですね。
さて、駅前から路面電車で宿の最寄りに戻ります。

 

多少は狭いが布団があるだけパラダイスである

そういえばこの旅行で初めてドミトリーらしいドミトリーに泊まります。ここはよくあるカプセル型というか壁穴型のブース。通されたのは3階の男女共用ルームでした。それぞれ1人旅風の人々が男女とも3人ずつくらいいたので1階のラウンジで小一時間ほど話したり。こういう交流もドミトリーの良いところですね。みなさん年上でしたが優しい方々でした。

 

ブースに戻り、バックパックやコートをなんとか避け、穴の中の布団に丸まってしまえば即入眠。明日はそんな早起きしなくても良いのでの~んびり行きましょう。

 

九州をのんびり南下してきた

今日の移動距離はこんな感じ。18きっぷを活かしてのんびり移動しています。

 

さて、明日はいよいよ旅の終点、"日本最南端の終着駅"枕崎へ向かいます。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

 

それでは。