常陸野珍道中

旅行の記録をしていきます。更新頻度はカスです。

【2019年 春旅】2日目

こんにちは。お久しぶりです。

蝉の人(?)生の如き夏休みを満喫しております。 

 

めちゃくちゃ蒸し暑いですね。

ちょっと涼しくなったなと思ったらこれですよ。

 

そういえば、6月に書いた一発目の殴り書きが想像を遥かに超えてご好評をいただきました。ありがとうございます。

モチベを手にしたので2日目も綴って行きたいと思います。試験終わったし。

 

 

前回までのアラスジ

18きっぷで鹿児島・枕崎市を目指す中、近畿から西へのルートに悩んだ私。そんなこんなで結局宿代をケチるためというクソ安直な理由で全てが不透明な四国ルートを選び、神戸から高松行きの夜行船に飛び乗ります。無計画に四国へ渡ったのは良いですが果たして.....!?

 

 

さて何の計画性もない珍道中、2日目です。

 

2日目(ジャンボフェリー→九四連絡船)

おはようございます。今日は3月18日、月曜日です。

ぶっちゃけそんな眠れませんでした。まあ1時に出て5時に着いたんですから寝るもヘッタクレもありません。とりあえず荷物をまとめてボーディングブリッジを渡り、人口密度が初詣の中を下船します。

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朝の高松港です。かなり行列気味。なんて酷い写真なんだ...。

 

寝ぼけ眼でよく覚えていないのですが、ここから無料の満員シャトルバスに乗せられて高松駅まで運んでもらいます。

 

四国ルート、実はさらに頭の中で分岐してまして、前述した「八幡浜から別府か臼杵に渡るルート」と、「多度津から高知方面へ抜け、宿毛から佐伯に渡るルート」の2パターンが浮かんでいました。

 

まあそんなものは松山方面と高知方面が分かれる多度津に着く前に決めておけばいいわけで。後だ後!!!

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ひとまず高松駅に着きました。アーチ状の屋根が特徴的ですね。眠い。

18きっぷ2日目を使っていきます。時刻は5時25分。

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動き出したばかりの高松駅です。旅先の早朝って、なんか興奮しますよねwwwワクワクしますよね。

高松に来るたび(2回だけど)に寄っていた「連絡船うどん」もこの時間はやっていません。

 

高松からは徳島方面と高知・松山方面が分かれています。私が乗るのは右端に書かれている各駅停車の琴平行き。南下するか西へ直行するかをそろそろ決めなければなりません。多度津まではだいたい1時間くらいです。 

西へ

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まだ真っ暗ですね。この列車でとりあえず多度津を目指します。にこるんの主張が激しい。

実は5時前の始発列車で「普通 松山行き」というのがあったのですがちょっと遅かったですね。これに乗れていれば楽だったんだけどな...。

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発車前の車内にて。なんやかんやこういうボックスシートに座るのはこの旅行で初めてですね。京阪の新快速では立ってたし。

はい。それでは。

寝ましょう!!!

 

~40 minutes later~

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ふと目を覚ますと夜が明けていました。あれに見えるは本州からやってくる瀬戸大橋線です。宇多津駅の手前でしょうか。やべえ、どうするか決めてねえ。

 

というわけで寝ている頭でシンキングタイム。

...ふと冷静になりますと"宿毛ルート"窪川(宇和島と高知の間らへん)から先が私鉄になるので18きっぷの範囲外になるんですよね。青春18きっぷはJR線にしか乗ることができません。

 

つまり窪川宿毛間は別途"土佐くろしお鉄道"という私鉄に貢がないと乗れない訳です。

そんな金はない!却下!

 

はい。とりあえず松山を目指しましょう。

多度津にて ~夜明け~

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時刻は6時40分。多度津駅に到着です。よくもまあこんなヘッタクソな写真を撮りやがったもんですね。

えらく寒いです。それはそうとおなかすきましたね。

松山方面の列車が出るまで時間があるのでコンビニでも行きましょう。

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朝の多度津駅です。国鉄時代のかほりがプンプンしてきます。JR化後に大きく改装されていますが、大正期から使われているもののようです。

 

駅前にセブンイレブンがあったのでおにぎりを買い込み列車へ。

松山まで1本では行けないため、愛媛県の東端、伊予西条を目指します。

西へ西へ ~9時半頃~

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とりあえず伊予西条駅です。

ついに愛媛県にログイン。

ここまで多度津から約2時間、まだまだ余裕です。

 

このへん眠すぎてロクに記憶もないし写真も無いんですよ。だらしない。

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なんか存在感の塊みたいな列車が来た。

岡山方面の特急のようです。慌てて撮ったのかずいぶん遠くで止めましたね()

 

伊予西条駅で特急1本に追い抜かれ、接続列車で松山を目指します。

まじで写真が無い。

 

松山にて ~正午~

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ようやく愛媛の中心地、松山です。

ようやくとか言ってますけどほとんどボックスシートで冬眠していただけなので意外とあっという間でした。現在の時刻は11時半前です。

高松を出てからまだ6時間弱しか経っていません。

 

ここで途中下車して温泉をキメにいきます。

松山の湯と言えばもちろん道後ですよね!2年ぶりの松山にテンションが上がります。

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松山駅。高架化するらしいけどほんとに令和6年までに終わるんですかね?

四国は30年前にタイムスリップしたような駅がたくさんあって楽しいですね。

道後温泉に向かうにはJRの真正面から出る路面電車に乗ります。

 

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地下道をくぐってホームに出ます。10分待てば1本は来るのでとても便利。

さて路面電車で15分ほど、道後温泉駅です。

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これの建物何入ってるんですかね

駅前の広場からアーケードに入り、5分も歩けば有名な"道後温泉本館"に到着です。

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写真撮ってなかったので2016年5月の写真で失礼

まあ本館に何度も行くのも芸が無いので、ミーハーらしく新しい立ち寄り湯に行きましょう。2年来ていない間に新しい温泉施設が完成していたようです。

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飛鳥乃湯全景。松山市公式HPより。2017年12月26日オープン。

なんでこいつはこういうところで写真を撮ってないんだ...。

おそらく安息の地を前にしてIQが2くらいになっていたのでしょう。

温泉かファミレスかも分かっていなかったのでは?

 

飛鳥乃湯温泉のコンセプトは"太古の道後"。飛鳥時代の建築法などに倣って湯屋などが建てられています。湯帳を身に着けての入浴体験もできるとか。ちなみに近隣の立ち寄り湯、"椿の湯"や"道後温泉本館"には無い露天風呂があったりします。

※湯帳・・・昔、えらいひとが風呂に入るときに着てた服みたいなもの。浴衣の原型とかなんとか(IQ2)

 

確か一般入浴の他に、2階の大広間で休憩できるプランや個室プランなんかもあった気がします。立ち寄り湯でゆっくりしたかったり、親しい人と行くならばこういうプランも面白いかもしれませんね。

ぼっち旅行者は先を急ぐので風呂だけです。実は入浴は一昨日に実家を発つ前が最後です。ほかに風呂に入る機会が無かったので...。

しかしこの温泉、新しいだけあってピッカピカです。本館や椿の湯も良いですが、こういうスタイルの銭湯も良いですね。とても気持ち良かったです。

 

さて身も清めたことですし、駅に戻って先を急ぐことにしましょう。行きたいところもあるし。

今回は観光目的で来たわけではないので松山城坂の上の雲ミュージアムはすっ飛ばします

海の見える駅

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宇和島行きの特急“宇和海”。もちろん乗れません。

松山駅に戻ってきました。さて、今回の旅で四国を通るなら寄っておきたかった場所があります。

それは下灘駅

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伊予市公式HPより。様々な撮影のほか、ソシャゲの立ち絵にも使われたりする。

海に一番近い駅としてとても有名です。

インスタグラムや夕焼けプラットホームコンサートで話題になっていたこともあり、せっかく行くのに混んだら嫌だなあと思っていた矢先...。

明らかに遠出風の人々が大挙して普通列車を待っているではないかッッ!!!

 

松山より西へ向かう人は多くが上の写真の特急を使い、大洲や八幡浜宇和島といった西予地域へアクセスします。遠回りの普通列車をこんなに多くの人が待っているという事は...。

※遠回り・・・松山の西側は途中から路線が2本に分かれて伊予大洲駅で合流する。メインルート及び近道は特急が走る内陸側であり、遠回りの沿岸路線は普通列車しか通らない。

松山までの普通列車がガラガラだったので油断していました。そう、おそらく彼らは"特急利用者"ッ....!悪魔的所業ッ...!

 

基本的に1人で行動している時は1人が好きなので、集団客と無人駅でおしくらまんじゅうなんざまっぴらごめんです。これは早くも計画頓挫の気配。

 

折しもこの日のこの時間は曇り。天候、人口密度、気分と三拍子が見事に破綻したので下灘下車は断念します。

しかし人のいない駅で瀬戸内海を眺めたい。

そんなわけで下灘の次の駅で降りることにしました。地図を見る限り沿岸立地であることに変わりはありません。

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灘駅にて

そ れ み た こ と か。

案の定というか、立ち客も出ていた車内の9割が下灘駅で下車しました。

 

大量の降車客をアルカイックスマイルで見つめつつ、私は下灘駅の1つ先、串駅へ。

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串駅。1面1線のこぢんまりとした駅である。別に秘境ではない。

 

当然、降りたのは私一人です。これを待ってました。ただいまの時刻は15時半です。

 

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あと1時間は西へ向かう列車はやってきません。

駅の東側から線路を渡って駅の外に出ます。もちろん改札も無ければ踏切に遮断機もありません。この写真の左端にちょこっと見える坂道を登っていくと数軒の家がありました。

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超・曇り

その坂道を7割ほど登ったところにて。

晴れていれば周防大島や柳井の町がはっきり見えたのでしょうか。また訪れたい場所の1つです。

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反対方面、松山行きの列車が発車していきます。当然誰も降りません。

線路はそこそこ高台にあるようで、波の音も聞こえてきません。

ただ、ディーゼルカーのエンジン音が遠のいていくだけです。

瀬戸内海からの風はちょっぴり冷たくて身震いしますが、それすらどこか心地良くて...。

こういう瞬間、とっても好きです。

 

そろそろ駅に降りましょう。

16時40分、今日の目的地、八幡浜へ向かう列車に乗車。八幡浜を目指します。

ちなみに乗ってわりとすぐ寝落ちしたのですが、伊予大洲駅に停車したときに飛び起き、大きな駅!?八幡浜か!?と早合点して列車から飛び出したのですが、駅はもちろん伊予大洲。1両編成の前の扉から勢いよく飛び出して行って後ろの扉からすごすご帰ってくるとかいうクソムーブをぶちかましたのも良い思い出。

 

やっぱりIQ2じゃんこいつ。

 

八幡浜にて ~夕方~

~90 minutes later~

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今日の目的地の八幡浜に到着です。うわあ、国鉄駅だ。

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駅前。これといって言う事はない至って普通の駅である。

そろそろ日が暮れてきました。

そこで考えるは無論飯と宿...なのですが、四国に渡った以上宿に関してはもう九四連絡船一択になっています。あとは楽しい楽しいゴハン探しですね。

私が旅先のゴハンで大事にしているのは

・都市部以外、なるべくチェーンを避ける

・観光客向けの店ではなく町の食堂を探す

・宿に泊まるならスーパーで食料調達

主にこの3点だけです。

疲れてたらアッサリすき家マクドなんかにも入りますけど。

これは多くの方の理解を得られると思うのですが、旅先のスーパーマーケットってもはや遊園地なんですよね。知らない魚・部位や知らない惣菜が平気な顔して並んでるんですよ。しかも破格で。これを遊園地と言わずしてなんとする。

 

駅から港の方に15分くらい歩くとお店がたくさんあるっぽいのでとりあえずそちらへ向かいます。最終目的地は港ですし。

 

道中、スーパーマーケットがあったので当然のように吸い込まれます。水分補給も兼ねてお買い物タイム。お目当ての物をかごにぶちこむとお弁当・惣菜コーナーへ歩を進めてゆきます。
テーマパークに来たみたいだぜ。テンション上がるなぁ~。

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エースワン八幡浜店の寿司。まさに破格。

ありました、ありましたよやはり価格が崩壊しているお弁当が。

いくらスーパーのものとはいえ、握り寿司9貫で430円ってどうなってるんですか。

握りと助六のハーフみたいなのに至っては300円ちょっとという暴挙。

おい西友、カスミ、タイヨー、とりせん、聞いてるか。

ちなみに無性にマグロの巻き寿司が食べたかったので夜食用に太巻きを買って船に持ち込むことにしました。

暴力的に安いオスシも魅力的ですが、京都以来まともな温かいご飯を食べていないので食堂を探します。

しかし。

何かあるだろうと思って足を踏み入れた商店街の異様な光景に私は圧倒されました。

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なんということでしょう。店という店のシャッターが下り、人もまばらというには少なすぎるではありませんか。

夜の店仕舞いが早いのか、それとも"役目を終えた"商店街なのか...。

ただ今の時刻は19時半です。

 

八幡浜はちゃんぽんが有名らしく、それ関連の店がたくさんあるようです。ただもう探す体力が無いのでおとなしく目についたお店へ吸い込まれておきましょう。

見つけたのが商店街()の中に佇む"お食事処 ロンドン"。

この商店街の中で煌々と明かりが灯る数少ないお店です。それでは、いざ。

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京都の朝以来の温かいご飯。

涙がで、出ますよ。

ちゃんぽんとカツカレーをオーダー。

無駄なく気取らず、丁度いい味付けで美味しかったです。ごちそうさまでした。

これくらいの量が丁度いいですね。

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ほとんどの客とスタッフがイチローに釘付けである。無論私も。

テレビでは野球をやっています。読売ジャイアンツ対シアトルマリナーズという珍しいマッチング。

イチロー選手が引退を発表するのはこの日の3日後のこと。

日本が、メジャーが誇る大打者の最後の勇姿を拝むことができて良かったです。

 

さて食事を済ませましたがいかんせん時間が有り余っております。ただ今の時刻は20時15分

夜行の船が出るのは0時以降です。どうしよう。

 

まあガラの悪い街という雰囲気も無いので少し歩いてみましょう。

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GINZA(迫真)

商店街の入り口、ド迫力の"GINZA"。銀座の概念が壊れるなぁ...。

周りのシャッターの下りた古い建物といい、本当に1980年にタイムスリップしたような印象を受けます。

 

ちなみにGINZA看板の上に記されている二宮忠八氏とは、明治期の日本において初めて飛行原理を実際に応用した人物。

真ん中のトンボのようなイラストは彼が作った飛行機の原型かと思われます。

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商店街から駅側のメインストリートはこのように十分な街灯や店の明かりに照らされています。車の往来もそこそこ。

 

ただ、商店街を抜けるとすぐ前後不覚な暗闇に放り出されます。本当に何も見えませんでした。

港に向かうには川沿いの道を歩かねばならないのですが、真っ暗な川べりなんて冗談じゃありません。携帯のライトで照らしながらとぼとぼ歩いていきます。

そういえば今日の宿について詳しい話をしていませんでしたね。

本日利用するのは宇和島運輸フェリー愛媛県八幡浜から大分県臼杵または別府へ渡ることができます。

距離が近く、日付が変わってから出航しても3時間程度で着いてしまうため、別府行きの深夜便は朝5時30分まで船内休憩という名目で滞在できるようになっています。

八幡浜港にて ~夜~

歩くこと15分ほど、暗闇の中に赤いランプで"八幡浜港"と書かれた建物が見えてきました。

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例によって80年代かそれ以前のかほりがプンプンする。

ただのフェリーターミナルかと思いきや、着いてびっくり5階建てのビルヂングではございませんか。ビルディングというには如何せん古すぎる。

なんだこれは...たまげたなぁ。

 

夜で全景が撮れていないので、昼間の写真もどうぞ。

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skyticket 公式HPより

ああ^~、たまらねえぜ。

"観光ビル"という正式名称の古臭さやレストランのフォントが泣かせます。

このターミナルビルは昭和47年(1972年)に建てられたようです。

ここは本当に2019年なのか?

唖然としていても寒いだけなのでさっさと中に入りましょう。

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いやもう期待通りも期待通り。最の高です。よさみが深い。尊い。しゅき。

いかんいかん、またIQが下がってしまった。

 

時計から、椅子から、窓口から、レストランの食品サンプルから、全てが過去を生きており、文字通り時が昭和40年代で完全に止まっています。

ビルの2階には”展望レストラン マリン”という食堂が。

下の写真の右奥の階段がそこにつながっているようです。

しかし前夜の神戸三宮フェリーターミナルとは雰囲気も人の数も大きく異なりますね。

 

レストランはこんな感じ。

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八幡浜市観光物産情報サイトより。ほとばしる昭和香、たまりません。

ビルの建て替えまでに一度はこの食堂でご飯を食べたかったな...。

令和4年春から、八幡浜港のビルは新しいものに建て替わるようです。

 

さて、行程の話に戻りましょう。

ここでも行き先に択が発生。

 

別府に渡って1日観光に費やすか、臼杵に渡ってとっとと南下してしまうか。

地理的には別府より臼杵の方が25kmほど南側になります。

臼杵から南下とは言いますが、これが結構難しくて...。

この話は明日、現地でしましょう。

 

ちなみに臼杵に渡るならオレンジフェリーも選択肢に入ります。こちらは観光、旅客特化型でお船も就航2,3年でピカピカ、運賃は少々割高な感じ。

※オレンジフェリーのお船ピカピカ・・・宇和島運輸の夜行便は貨物輸送に寄っているので20年選手の飾り気のないベテランが充当されています。こっちのほうが落ち着きますね。

 

疲れて考えるのも面倒くさくなったので10円玉のコイントスで決めましょう。

表なら別府、裏なら臼杵

 

まあこんなしょーもない事の写真なんて撮ってるわけないのですが。

結果として別府へ渡ることになりました。地獄とか見てみたいですしおすし。

そんなわけで切符を買いに行きます。

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”船内休憩”のスタンプが目を引く。

切符をゲット。臼杵行きよりも別府行きの方が高いです。

ただ今の時刻は21時半です。ひまです。本でも読んで待ちましょう。

基本的に旅先に2冊は絶対に本を持っていく人です。

 

 出港、いざ九州へ

~2 hours later~

改札が始まりました。乗船します。

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車の搭乗口と徒歩客は分かれている。

屋根の架かった桟橋を歩き、船に乗ります。観光路線ではないのでボーディングブリッジなんて当然ありません。

 

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桟橋の階段を登り、船のデッキに入ります。

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同室は2名だけ

昨夜に引き続き2等の桟敷席に転がり込みます。乗客は少なく、広い2等船室の区画を独り占めできました。

 

とりあえず場所取りだけして、ラウンジで巻き寿司でも食べましょう。

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旅客船によくあるタイプのレトロな標識

1等や特等なんかもあるようですが、ビンボー人には関係ない話です。

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夜行便では売店の営業はない。

少し広めのラウンジがありました。ここで先程スーパーで買った巻き寿司をいただきます。

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夜食は美味しいですね。

普段使わない小袋に入った醬油のありがたさが身に沁みます。

 

桟敷に戻り、自前の空気枕の準備をして転がります。

こういう雑魚寝席でひとり寂しく丸くなると、否が応でも旅情が掻き立てられます。

やはり”夜行”というロマンは何にも代えがたいですね。

 

明日はどうしようか、地獄全部は見て回れないだろうなあ、そういや3泊連続でまともな布団で寝てないな...

などと考えを巡らせているうちに意識が遠のいていきます。

現時点で明日の予定は全く決めていません。別府に渡る以上観光をするつもりではありますがどうしたものか...............。zzz...。

 

 

 

長くなりましたが、2日目もお付き合いいただきありがとうございました。

本日の経路はこんな感じ。

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明日は早朝の別府港からです。

 

それでは。